人生100年の時代も夢ではない?!長寿王国日本。生まれてから100年録音し続けたらどのくらいのデータサイズになるのか計算してみます。それでは行ってみましょう。
主な音声ファイルの種類
非圧縮型
WAV:WINDOWSで使用されていたファイル形式。MACでも再生はできます。非圧縮のファイルのため音声はCDと同等。私はMAC派だったのであまり馴染みはありませんでした。サイズの目安は1分でおよそ10M。
AIFF:MACで使用されていたファイル形式。コチラもWINDOWSとの互換性はあります。MAC派だった私にはとても身近なファイルで、昔は音声ファイルと言うといつもコレでした。WAVとAIFFで音質比較をしていた方もWEB上ではかなり見かけました。CD並みの音質。
圧縮型
MP3:代表格。圧縮率も簡単に変更できるため同じファイル形式でも音質の幅は様々。標準のビットレート128kbpsでおよそ1分1Mと言ったところでしょうか。私は標準より2ランクくらい上の192kbpsとか256kbpsが好みです。128kbpsは高音の延びがあまりなく歪むことが多かったからです。今は圧縮技術が更に向上しているため当時と同じビットレートでも音質は昔よりいいはず。再生機器を選ばないと言う意味ではとても汎用性が高いです。
AAC:MP3の後から登場してきた形式。appleのituneではAACを推奨しているようです。デフォルトで設定されています。私はあまり使ったことがありません。昔から保存しているファイルがほとんどMP3形式であり、拡張子は揃えたいからです。
WMA:マイクロソフトですね。悪くはないんでしょうけど、音楽ファイルのブランド力?としてはちょっと弱い気がします。
ってことで今回の計算ではMP3を軸に考えたいと思います。
MP3の再生時間とデータサイズの関係
128kbpsで1分およそ1M
当然ながらビットレートは数値が上がるほど高音質になります。上記でも書きました普段良く使っているビットレートの256kbpsだとデータ量は単純に約倍の2M。自分的には『ほぼCD音声』だと感じています。高級なオーディオセットで聴いている訳ではないのでレビューにはならないかもしれませんが。ひずみ感はないです。
1G(1,024M)に何曲入るのか 128kbpsの場合
時間に換算
1分およそ1Mなので1時間は60M
1,024M÷60M≒17.0 1G約17時間
1曲4分(4M)とした時のアルバム1枚は、
10曲のアルバム
4M×10曲=40M
1,024M÷40M=25.6枚
15曲のアルバム
4M×15曲=60M
1,024M÷60M≒17.0枚
曲数だけで計算
1,024M÷4分=256曲 1G約250曲
32Gの音楽プレーヤーだったら32倍の約8,000曲ですね。
って、今更ですが。
しかしカセットテープの時代からは信じられない今の音楽プレーヤー。といっても一番多いのはスマホで聴いているケースです。
スマホならMicroSDのサイズ次第なので1万曲以上持ち歩いている人もいるでしょうね。
昭和時代はカセット1本にアルバム1枚が普通でしたから。カセットなんてせいぜい持ち出せて2,3本。曲数にして30曲程度。1万曲聴くならカセット1,000本を持ち出さないと。
1Gは時間に換算すると17時間。アルバム17枚~25枚入って、曲数で言えば約250曲入る。
100年デジタル録音し続けたらどうなるのか。
このような結果になりました
60分 1M×60分=60M
1日 60M×24時間=1,440M
1ヶ月 1,440M×30日=43,200M
1年 43,200M×365日=525,600M
つまり、
100年 525,600M(1年)×100年=52,560,000M
これを1G(1,024M)で割ると、
52,560,000M÷1,024M≒51,328G
ここでついにT(テラ)の登場です。
1T=1,024Gなので、
51,328G÷1,024G
でた!
≒50.125T。約50T
128kbpsのビットレートで100年間休まず録音し続けて50T。
最近よく見る4Tの外付けHDであれば、
およそ12、3台で100年間録音できると言うことです。
音質をかなり上げて256kbpsなら倍の
約25台。
目の前に25台のHDを想像したら意外と100年て短いよーな。
それほどインパクトはありませんね。
10年だったら4Tが2台もあれば十分足りることになります。
結論
人生は儚(はかな)い。データでみても儚い。だからこそ一生懸命生きよう。
オマケ CDよりレコードの方が音質がいいという話
デジタルが全て優れているとは限らない
デジタルって便利なことが多いです。むしろ品質優先と言うより、『便利』『お手軽』と言うのがデジタルの本質です。それは音楽データにしてもそうです。
デジタルは情報を0と1に置き換えるいわゆる2進法です。説明はしにくいのですが、0か1なのでその間を埋めるものがないわけです。音の波形をビジュアルで表すなら、
階段。
階段を横から見た感じ。カクカクしていますよね?これが0と1に置き換えた音の波形。
段と段の間は音が間引かれているということ。
アナログの音をビジュアル的に表すと
音の波形で言えば滑らかな線になります。レコードの溝をそのまま音にして伝えているため。
デジタルの階段に対してアナログを表現するなら、
すべり台。
滑らかですよね。全ての音を再現している。
アナログレコードは最近人気があります。大物アーティストもあえて同時発売したりしていますね。音にこだわるからこそ採算度外視で発売しているのかもしれませんね。
と、言いながら自分はそれほど音の違いに気がつきませんです、はい。
以上オマケでした。
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