初対面の人だらけの中でスタートするケースが多い新入生。どう溶け込んでいったらいいか悩むところ。派手に行くか、地味に行くか、色んな意味で緊張するところです。最初が肝心。
初めて同士の集団の中でいかに生き抜いていくか
最初にコケたら楽しいはずの学校生活もグレーな毎日
人気者になりたい!という人に向けて書くわけではありません。失敗しないクラスへの溶け込み方について一言です。
確たる裏づけがある話ではなく、あくまでも自分の経験則での話。フーンという感じで読んでいただければ幸いです。どちらかというと「あるあるネタ」に近いかもしれません。
何しろ時代が変わり過ぎました。SNSや学校ごとのネット掲示板?がどう関わってくるのか想像できません。自分の時代はネットどころか携帯電話もない学生時代でした。
しかしながら集団心理や行動心理に劇的な変化があるとも思えないので書きます。
とにかく、最初でコケたらこれからの数年間、とってもつまらなくて人によっては苦痛すら感じるものになるでしょう。
最初の駆け引きが大事です。
ごちゃまぜクラスでどんな展開が起きるのか
初顔だらけでテンションが上がるのはわかるのですが、一般的に日本人はテンション任せで盛り上がるのは苦手です。
どこぞの国のパーティーピーポーとは違いますから。
そんな中あちこちで起きる様々な人と人との化学反応。ここはじっくり人間観察と行きましょう。
不思議なことにクラスというのはよくできていて、役割を持った人が同じような比率で構成されることが多いです。
先生がクラスの性格配分を考えているとも思えないんですがね。
それでは次から具体的にクラスの初期に起きる現象を具体的に書いていきます。
そして現れる、グイグイ前に出ようとする『仕切り屋』のような人
そうですね、タイミングとしては初対面当日~3日くらいの間でしょうか。
競馬で言うところの逃げ馬です。逃げ馬とは、スタートダッシュを決め込んで一気に先頭に立ち、そこから全体のペースを作ります。最後はごぼう抜きされることが殆ど。
さて、話を戻します。
その人は周りにいる人たちにやたら話しかけ、オーバーなリアクションをしたりします。
(気持ちはわかります)
会話の内容は前の学校の話から広がる○○知ってる?的な話が中心でしょうか。あとはゲームや他の趣味など何とか共通の話題をみつけてこようとします。親交を深めたい行動です。
(気持ちはわかります)
とにかくグイグイ来ます。
地球は俺が回しているといわんばかりの勢いです。
次に、仕切り屋君に続くグループが登場します
これも初対面当日~3日、仕切り屋君のわずか後といった感じです。2番手の彼の役割は主に一番手の仕切り屋君のアシスタントといった所でしょうか。
さらに暫くすると2番手の彼と同じような人たちが4人、5人と増えていきます。これは3日目以降でしょうか。
(二番手以下の4、5人をB集団と名づけることにします)
この状態が1週間くらい続きます。仕切り屋君的には自分の輪が広がっていると錯覚しているかもしれません。
しかし、
そろそろ仕切り屋君の役割は終わろうとしています。
どちらかというと、B集団が結束を強くします。競馬で言うところの先行グループですね。競馬の先行グループは逃げ馬の後を追いかけて第3コーナー辺りで逃げ馬(仕切り屋君)を捕えにかかります。
そして教室ではB集団を囲うようにいい空気ができ始めます。
仕切り屋君の勢いは風前の灯火(ともしび)
こうなってくるともうクラスの中心はB集団です。
下手すると仕切り屋君はクラスで浮いた存在になり始めます。
芸能界で言うところの『一発屋』と言われる人のようです。
ただ、スタート当初の栄光は残りますので評価は思っているほど悪くはないです。
ですが、当初の栄光を忘れられず王者奪還の悪あがきはやめた方がいいでしょう。特にこのタイミングでは。
既にB集団の中に真の王者が誕生していますのでド壺にはまります。
場合によっては仕切り屋君をネタに周りが結束したりします。「出る杭は打たれる」な状況はは絶対に避けるべきです。
仕切り屋君の敗者復活は穏やかな生活をとりあえず1から始めて、
芸能界で言うところの有吉さん(復活組)を目指してください。
チャンスはいくらでもあります。
B集団が支配し始めてしばらくするとクラスは落ち着き始める
そして、10日目くらいまでにクラスの面々が各々自分の居所を見つけ始めます。
各派閥の誕生です。
- 愛すべき存在の仕切り屋君
- 仕切り切れなかった仕切り屋君
- 完全に踏み台になった仕切り屋君
- 実は影の立役者なのに仕切り屋君
茶化しているわけではありませんが、仕切り屋君の輝かしい功績に気がついてあげてください。
実は仕切り屋君あってのB集団だったのですから。
新生活のスタートは慎重にお願いします
新クラスであせって無理にコミュニケーションをとらずに、自然に空気に馴染んで行くほうが無難です。
といったところでしょうか。とても日本人的思考ですが。
そしてさらに付け加えるなら、やっぱり競馬。
競馬には逃げ馬、先行の後に続く、差し馬、追い込み馬というゴール手前までスタミナを残した走り方をする馬がいます。
競馬でさえこういった存在がいる以上、あなたのクラスにも差し馬、追い込み馬タイプの人がいる可能性があります。
それはあなたかもしれないし、他の誰かかもしれません。これは始まってすぐの生活の中では予測しがたいものです。その辺もしっかり観察しながら学校生活を楽しみましょう。
だいぶ歪んでますけどね(笑)
学校生活の後は社会人生活が待っています
例えば企業研修などでグループミーティングをさせられることがあります。
やり方はそれぞれあると思いますが、課題を与えられ、それについて話し合ってくださいといったものです。
そんな中でもやはり自然発生的に仕切る者が出てきたりします。
いわゆる司会とかMCという立場の役です。(最初から指名されてる場合もあります)
これは好印象をアピールできるチャンスでもあります。しかし、自分を出しきれずに『周りの引き立て役になってしまう』なんてこともよくあります。
無理して田原総一郎や中居君になろうとしないでください!
火傷しますよ。
もちろんスマートにこなしちゃう人もいますけどね。そういう人がどんどん上に行きます。自信があるなら立候補してみるのもいいでしょう。
いやいや、私はそんな器ではないのでやっぱり二番手狙いです(笑)
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